最初にお会いした人が、最後まで担当します
制作会社の選び方 | キューポイントのやり方 4本目 全5本
制作会社を選ぶとき、会社を見て分かることは限られています。実際に決まるのは、誰と話すことになるかです。
うちの場合、打ち合わせに伺うのは代表の私と、その案件を担当する制作者の2名です。最初にお会いした人間が、そのまま最後まで担当します。
よくある形
一般的な流れはこうです。
営業が来る → 受注する → ディレクターに引き継がれる → デザイナーが作る → コーダーが組む
悪い仕組みではありません。人数が多い会社では、これ以外の方法がありません。
ただ、この形には構造上の性質が1つあります。最初に話を聞いた人が、作らないということです。
45分話して伝わったことのうち、次の人に渡るのは議事録に書けた分だけです。書けなかった部分——言いにくそうにしていた話、話しながら本人の考えが変わった箇所——は、そこで消えます。
うちも、以前は分業でした
いまは一人が最初から最後まで持つ形にしています。
やめた理由は、採算が合わなくなったからです。引き継ぎのための打ち合わせも、確認のやり取りも、必要な仕事ではあります。ただ、その間画面は1ミリも進みません。 そのあたりは御社が使っているもので進めますに書きました。
思想があってやめたわけではありません。やめたあとで、伝言で消えていたものに気づいたという順番です。
外注も止めました。6名で、年間40本前後を社内で作っています。社内で完結しない仕事は、いまお受けしていません。
正直に書いておくと
うちには、専任の営業がいません。
最初にお会いするのが作る人間なので、話し方は営業の方ほど滑らかではないと思います。資料は作りますが、その場の勢いで決めていただくような進め方はしていません。
その代わり、技術的にできるかどうかは、可能な限りその場でお答えします。 判断する人間が席にいるからです。
見分け方を、1つだけ
打ち合わせの席で、「このサイトを実際に作るのはどなたですか」と聞いてみてください。
答えは3通りに分かれます。
- 私です
- 弊社の制作チームです
- 決まりましたらご案内します
うちの場合は、1番目です。答えるのは、隣に座っている制作担当のほうです。
どれが正解ということはありません。人数の多い会社なら、2番目と3番目になるのが自然です。
確認しておきたいのは、いま話している内容が誰に届くのかのほうです。担当が替わること自体より、替わり目で何が引き継がれないかが問題になります。
まとめ
- 打ち合わせは代表と、担当する制作者の2名
- 専任の営業はいない
- 分業をやめた理由は採算。思想の話ではない
- 引き継ぎで消えるのは、議事録に書けなかった部分
- 「このサイトを実際に作るのはどなたですか」と聞いてみる
- 替わること自体より、替わり目で何が引き継がれないか