キューポイントのやり方

うちの見積書も、3枚目に並べてください

目 次

  1. 相見積もりを歓迎します、という話ではありません
  2. 3枚が揃わない理由は、伝え方ではありません
  3. 揃えるための項目を、ここに書きます
  4. それで、うちは何枚目になるのか
  5. まとめ

制作会社の選び方について、25本書きました。見積書の読み方、月額の見方、書式が違うものをどう並べるか。

書いているうちに、落ち着かなくなってきました。人の見積書の読み方を25本も説明しておいて、自分のものを見せないのは筋が通りません。

だから書きます。うちの見積書も、3枚目に並べてください。


相見積もりを歓迎します、という話ではありません

「他社さんとも比べてください」と言う会社は多いはずです。私も言います。ただ、言葉の意味が少し違います。

1社だけ見ても、判断できないからです。

うちの見積書を単独で見て、高いか安いか分かる方はいません。私が逆の立場でも分かりません。金額の妥当性は、比べたときにしか出てきません。だから3枚並べてほしい。歓迎というより、そうしないとこちらも困るという話です。

当社の調査でも、Webサイトの制作を検討した73名のうち31.5%が「見積書を比べたが、違いが判断できなかった」と答えています。比べても分からないなら、比べ方の問題です。枚数の問題ではありません。


3枚が揃わない理由は、伝え方ではありません

同じ話をしたのに、返ってきた3枚が比べられない。これはよくあります。原因は、発注する側にはありません。

各社が、別々のことを聞くからです。

うちは原稿をどちらが用意するか確認します。確認しない会社もあります。ページ数の数え方も、下層を1ページと数えるか、テンプレートを1つと数えるかで変わります。写真の撮影を含める会社と、別見積にする会社があります。

同じ説明をしても、受け取った側が埋めた空欄が3通りある。 だから3枚が揃いません。


揃えるための項目を、ここに書きます

書類をお渡しする、という方法は取っていません。うちが整理したものをそのまま渡すと、他社さんの見積書の下書きになります。そこまではやりません。

代わりに、空欄になりやすい項目を書いておきます。 3社に同じことを確認していただければ、返ってくる3枚は比べられる形になります。

  • 原稿は、どちらが用意するか
  • 写真の撮影が含まれるか。含まれない場合、どうするか
  • ページ数の数え方(下層ページをどう数えているか)
  • 公開後の修正は、誰が・いつまで・何回まで
  • サーバーとドメインの契約名義は、どちらになるか
  • 月額があるか。ある場合、その中身は何か

うちに決まった質問票があるわけではありません。打ち合わせの流れで出てくることもあれば、出てこないこともあります。

ただ、この6つが空欄のままだと、3枚を並べても比べられません。気になったものから、3社に同じことを聞いてみてください。


それで、うちは何枚目になるのか

一番高いということは、まずありません。 3枚並べたときは、安いほうに入ることが多いです。

安い理由は、削っているものがあるからです。ただ、削っているのは工程のほうです。

  • 分業をやめました。伝言のための打ち合わせと資料がなくなりました
  • 外注を止めました。中間のマージンが乗りません
  • 提案書に時間をかけません。代わりに1週間でデモサイトを出します

公開後の保守管理も基本0円です。内訳はホームページの維持費に書きました。

安いことを理由に選んでいただく必要はありません。ただ、金額で不利になる会社ではないということは、先に書いておきます。見ていただきたいのは、金額の隣にある条件のほうです。公開後に誰が直せるのか、修正は何回までなのか、担当が途中で替わるのか。ここが違うと、同じ金額でも中身が変わります。


まとめ

  • 1社だけ見ても、金額が妥当かは判断できない
  • 3枚が揃わないのは、各社が別々のことを聞くから
  • 空欄になりやすい6項目を、3社に同じように聞く
  • うちが整理したものは渡さない。他社の見積書の下書きになるから
  • 一番高いことはまずない。安いほうに入ることが多い
  • 削っているのは工程。分業・外注・提案書の厚み

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