制作会社の選び方

ウェブサイト制作の依頼のコツ|3社に同じものを渡す

目 次

  1. ウェブサイト制作の依頼で、コツは準備の量なのか
  2. 3社への依頼で、同じ言葉が同じ意味で伝わらないのはなぜか
  3. ウェブサイト制作の依頼で、何を渡せば条件が揃うのか
  4. 依頼のときに、原稿は用意しておくべきか
  5. 依頼のコツとして、連絡の手段は先に決めておくべきか
  6. ウェブサイト制作を依頼してから公開まで、どのくらいかかるのか
  7. 向くケース・向かないケース
  8. 3社への依頼で、同じにするものは何か

ウェブサイト制作を依頼するときのコツは、準備の量ではありません。3社に同じものを渡せるかどうかです。

私たちは22年、年間40本のサイトを作ってきました。新規のご相談は、ほとんどが3社以上の相見積です。

この記事では、3社に何を同じにして渡すかを書きます。書類を作る必要はありません。

ウェブサイト制作の依頼で、コツは準備の量なのか

準備の量ではありません。3社に同じものを渡せるかどうかです。

3社に見積を頼むとき、多くの方は先に情報を揃えようとされます。要件をまとめて、要望を書き出して、それから配る。

ただ、揃えた量が増えても、3社の見積は揃いません。同じ資料を配っても、受け取り方が違えば返ってくるものが違います。

比べられないものが3枚届くと、金額しか見るところがなくなります。それを避けるための話です。

3社への依頼で、同じ言葉が同じ意味で伝わらないのはなぜか

「シンプル」や「使いやすい」は、受け取る側で絵が変わるからです。

「シンプルで見やすいサイトにしたい」と書いたとします。この6文字で、3社が思い浮かべる画面は3種類あります。

余白の多い写真中心の画面を思う人がいます。装飾のない文字中心の画面を思う人もいます。どちらも間違っていません。

言葉を足しても収束しません。「高級感のある」「信頼感が伝わる」を並べるほど、絵は増えていきます。

ウェブサイト制作の依頼で、何を渡せば条件が揃うのか

参考にしたいサイトのURLを1本です。

私たちが34項目のうち、書く代わりにお願いしているのはこれだけです。文章10行より、URL1本のほうが正確に伝わります。

渡すもの3社に同じものが伝わるか
「シンプルで使いやすく」伝わらない(絵が3種類になる)
参考サイトのURL 1本伝わる(同じ画面を見る)

1ページ見れば、余白の取り方、写真の大きさ、文字の量、色数が同時に伝わります。

同業でなくて構いません。業種も規模も違っていて構いません。選び方は参考サイトを1本お持ちいただく理由に書いています。

「どこが好きか」を一言添えていただけると、精度が上がります。写真が大きいところ、文字が少ないところ。それだけで足ります。

依頼のときに、原稿は用意しておくべきか

用意しなくて構いません。誰が書くかを聞けば足ります。

以前は、原稿は先方支給が当たり前でした。私たちもそうしていました。原稿を待って数か月止まった案件があります。

前提を間違えたのは私たちの側です。いまは取材した内容と既存資料から、こちらで作ります。

3社に聞くのはこの一言です。「原稿は誰が書きますか。それはどの項目に入っていますか」

見積書に原稿費の項目がない会社は2種類あります。巻き取る会社と、書いていただく前提の会社です。詳しくは3枚の見積書から体制を読むにまとめました。

依頼のコツとして、連絡の手段は先に決めておくべきか

決めなくて構いません。お使いのものに合わせます。

私たちが実際に使ってきたものを挙げます。

使ってきた連絡手段
LINE/LINE WORKS
Chatwork
Slack/Teams
メールと電話だけ

新しいツールを入れていただく必要はありません。社内で使っているものに、こちらが入ります。

週1回の定例も、以前は当たり前でした。いまは決めていません。デモが常に見られる状態にあるので、確認のための会議が要らなくなりました。

ウェブサイト制作を依頼してから公開まで、どのくらいかかるのか

1.5〜2か月です。

私たちの場合、初回のヒアリングは45分です。その1週間後に、全ページ分のデモをお出しします。文章と写真が入った状態です。

そこから調整して公開まで、1.5〜2か月になります。詳しい日程は依頼から公開までのスケジュールにあります。

45分で何を聞かれるのかはヒアリング45分の中身に出しています。

情報を揃える時間を先に取ると、その分だけ後ろにずれます。どこまで揃えるかは渡す情報はどこまで必要かで扱っています。

向くケース・向かないケース

この依頼の仕方は、まだ決まっていない段階のほうが向いています。

向くケース
何を作るか固まっていない
社内で意見が分かれている
参考にしたいサイトが1本ある
公開日が決まっている

仕様を先に固めてから配る決まりがある場合は、この形になりません。その場合でも、書類をお客さまだけで仕上げる必要はありません。

45分お聞きしたあと、こちらで下書きをお作りします。それを見ながら整えるほうが早いです。

決まっていない状態から始める前提の進め方です。要件定義書がなくても進む理由と合わせてお読みください。

3社への依頼で、同じにするものは何か

揃えるのは、この3つだけです。

同じにするもの理由
参考サイトのURL 1本同じ画面を3社が見る
公開したい時期期間の前提が揃う
「原稿は誰が書きますか」の質問作業量の前提が揃う

これ以外は揃えなくて構いません。揃っていない部分は、3社がそれぞれ質問してきます。

その質問の中身が、いちばん比べやすい材料になります。何を聞いてきたかで、どこを見ている会社か分かります。

私たちに聞いていただく場合も、この3つから始めていただければと思います。

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