web制作の見積書は、単独では読めない|何のあとに出てきたか
制作会社の選び方|見積書を読む 3本目 全5本
目 次
web制作の見積書は、1枚だけ見ても読めません。何を見せられたあとに出てきたかで、意味が変わります。
私たちは22年、年間40本のサイトを作ってきました。見積書は単独ではお出ししていません。提案書の中に入れています。
この記事では、見積書がどんな形で届くかと、順番から何が読めるかを書きます。
web制作の見積書は、どんな形で届くのか
会社によって違います。
Excelやスプレッドシートの1枚で届くこともあります。PDFのこともあります。私たちの場合は、提案書の中に組み込んでいます。
提案書はHTMLで作っています。画面をスクロールしていくと、最後のほうに見積もりが出てくる形です。
紙の1枚だけを比べると、書式の違いが目に入ります。ただ、比べるべきなのはそこではありません。
web制作の見積書を、単独で見ても読めるのか
読めません。
見積書には項目と数量と単価が並びます。その数量が何を根拠にしているかは、紙の上には書かれていません。
10ページという数量が、話を聞いて出したものなのか、当てずっぽうなのかは区別がつきません。同じ「10」でも中身が違います。
前提がどう決まるかは見積もりはどこで動くのかにまとめました。
web制作の見積書は、提案書のどこに置かれるのか
私たちの場合、終わりのほうです。
| 提案書の順番 |
|---|
| 現状と課題 |
| 想定されるターゲット |
| 強みの整理 |
| 完成イメージ(デモ画面) |
| デザインの方向性 |
| 機能 |
| 集客の考え方 |
| 制作実績 |
| サイトマップ |
| スケジュール |
| 見積もり |
| オプション・保守・よくある質問 |
デモ画面が前のほうにあって、見積もりは終わりのほうです。順番は意図的に決めています。
金額を先に出すと、金額の話から始まります。実物を見たあとなら、何にいくらかかっているかの話になります。
web制作の見積書が、デモのあとに出てくると何が変わるのか
数量の根拠が、見た状態で分かります。
私たちの場合、初回のヒアリングは45分です。その1週間後に、全ページ分のデモと提案書を一緒にお出しします。
サイトマップに全ページが並び、その画面が実際に動いています。その状態で、見積もりの数量を見ることになります。
何ページ分の金額かが、紙の上ではなく画面で分かります。
「この2ページは要らない」という話も、その場で出ます。数量を減らす相談が、契約前にできる形です。
仕組みは1週間でデモを出す進め方にあります。
web制作の見積書で、項目はどう並んでいるのか
私たちの場合、7項目です。
ディレクション、デザイン、コーディング、コーディング(下層)。それにWordPress、撮影、保守・運用です。
項目の数から何が読めるかは3枚の見積書から体制を読むに書きました。
月額のほうは見積もりは月額を先に見るにまとめています。
公開後に続く費用の内訳はホームページの維持費にまとめています。
向くケース・向かないケース
提案書ごと受け取る形は、社内で回す必要がある場合ほど向いています。
| 向くケース |
|---|
| 見積書だけでなく、根拠ごと社内に見せたい |
| 数量が何を指しているか確かめたい |
| 契約前に数量を減らす相談をしたい |
| 公開日が決まっている |
指定の様式に記入して提出する決まりがある場合は、その様式に合わせる形になります。書式の指定があれば、先に教えていただければと思います。
向かないケースのほうは、条件が見つかりませんでした。決まるのは相性です。合うかどうかは、お話ししてみないと分かりません。
web制作の見積書で、3枚に聞くのは何か
書式ではなく、この3つです。
| 聞くこと | 分かること |
|---|---|
| この数量は何を根拠に出ていますか | 当てずっぽうかどうか |
| 実物を見てから数量を相談できますか | 契約前に調整できるか |
| 見積書と一緒に、何が届きますか | 根拠が付いているか |
3枚の書式が違うことは、あまり気にしなくて構いません。揃っていないのは書式ではなく、前提のほうです。
私たちにお聞きいただく場合も、この3つから始めていただければと思います。